1: 禿の月φ ★ 2013/12/18(水) 07:11:47.25 ID:???P
 2013年もまた、多くの人が逝った。輝かしい業績を残した人々の多くは、
裏ではひたむきな努力を重ね、自らを厳しく律している。生き様だからこそ、
その口から発せられる言葉が、名言として人々の心を打つことになる。
偉人たちが、さよならの代わりに、家族に、友人に、そして私たちに遺した名言とは――。

 「息子と酒を酌み交わしたり、芝居の話ができるのがとても嬉しい。
とても幸せなんです」と語った歌舞伎俳優の市川團十郎さん(享年66)。

 團十郎さんと30年来の親交のあったノンフィクション作家・関容子さんは、
そう話す彼の柔らかい表情が忘れられないという。

 父親は戦後の大スター・11代目市川團十郎。父である前に師、というのが
歌舞伎の世界。團十郎さんにとって、父子関係は複雑なものだった。

「もともと團十郎さんのお父さんは不器用なかたでした。團十郎さんには、
師としては『違う、バカヤロー』と否定ばかりで、親としてもうまく愛情を
示すことができなかったそうです」(関さん)

 その父は、團十郎さんが19才の時に他界。大きな後ろ楯を失った團十郎さんは、
一門を背負って必死に舞台に上がり続けた。だが、周囲からの評価は「不器用」
「台詞回しが悪い」と厳しいものばかり。(>>2以降に続きます) 

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